2019/08/25 21:54

親方ダイです。





無人直売所を開設しました。
場所は倶知安コープのすぐ近くで、お菓子のふじいさんのカナリアップ工場のところです。
(カナリアップについてはこちらを→カナリアップ

「お菓子のふじい」の藤井千晶さんは高校の部活(バスケ部)の1コ上の先輩。

去年千晶さんがシャボン玉石けんの社長をお呼びして倶知安で行ったセミナーで約20年ぶりにお会いしお話をさせてもらいました。


千晶さんによると、旦那さんで和菓子職人のタカヨシさんが化学物質過敏症を発症してしまい、職場の見直しと従業員の意識改革を行わなければならなくなりました。

(化学物質過敏症について知りたい方にわかりやすいと親方が思う本が「かびんのつま」という漫画です。
漫画なので子供でも読みやすく(うちの長男坊も一気読みしました)絵もあるのでわかりやすいかと。)


タカヨシさんは従業員やお客さんの衣服についている柔軟剤の香りに反応がでてしまうそうです。

お店と工場を行き来するときにその香りが流れてきてしまい、体調不良になってしまいます。


そんなタカヨシさんが安心して働けるように、そしてそのような化学物質過敏症の方が働けるように

建てられたのがカナリアップ工場です。クラウドファンディングも行いました。


この工場(兼 寮)には全国から化学物質過敏症の方が住み込みで働きに来ています。

その方々はスーパーで売っている野菜を食べると農薬や化学肥料の成分に反応し頭痛や体のだるさの症状が出てしまうのです。


でも無農薬・無化学肥料の野菜には反応が出ない(出づらい、程度による)のでそんな野菜を探しているところで

千晶さんからのオファーを受けて、親方の野菜の登場です!
化学物質過敏症の方に野菜の説明。

親方は実際に化学物質過敏症の方にお会いし話すのは初めてでした。

親方一家も合成洗剤は使っていません。でも反応が出ないかな、マスクなしで大丈夫かな、と不安で仕方ありませんでした。

が、なんともなく普通におしゃべりできました。


そして長福ファームの野菜も何の反応もでずに食べることができたそうです。


・・・・・・それを聞いて親方泣きそうになりました。

っていうのが親方の人生の目標の一つが化学物質過敏症の方でも食べられる野菜を育て、提供すること!なのです。


初回は無償で野菜を提供させていただきましたが、食べた後症状が出るかどうか不安で不安で。

でも、大丈夫で、しかも「おいしかったです」とのお言葉もいただき、人知れず目から少しばかり汗がでました。


これからも野菜を提供したいため、いつでも好きな量を買えるようにと思い、無人直売所を置かせてもらったのです。



うんうん、やっぱり農薬や化学肥料を使う気にはなれないな。

自分の、家族の、大切な人の、そのまた大切な人のために。


レッツ世界平和!!